暴れゴリラ2忍法帖

現役女子高生未亡人が日々を綴ります

バーバーリアンパパ

散髪屋に行ったとき、子供が「髪を切りたくない!」と駄々をこねていた。

付き添いで来ていたお母さんは困り果ててしまい、「それだったら家でパパに切ってもらうよ!パパは散髪下手だからすごく痛いよ!」と脅すことで子供をおとなしくさせていた。

 

散髪が痛いって、パパさん散髪下手すぎでは。

素手で毛を毟ったりしてるんじゃないのか?

バーバリアンかよ。

 

理想の相手20か条

松阪桃李さんがテレビで「理想の相手20か条」というのを話したそうだ。

リンク:https://wezz-y.com/archives/65986

 

松阪桃李さんは特撮出身俳優だし、デュエリストだし、勝手に親近感を覚え応援している。

今回の女性の趣味も、なんとなく自分に近い、影を歩む者の矜持を感じた。

 

だから、私も「理想の相手20か条」を書いてみようと思う。

きっと松阪桃李さんが読めば共感してくれるはず。

 

そして、ツイッターやラジオで私のブログを宣伝してくれて、私のブログのアクセス数も鰻上りという寸法だ。

私はインターネットコバンザメに成り下がるが、広告収入のためならプライドなんて《プレゼント交換》や《魔道契約の扉》で相手に送り付ける覚悟はとっくにできている(遊戯王ジョーク)。

 

【これだけは譲れないこと】

・シンヤウエダなみにツッコミが上手

Gガンダムのことをバカにしない

・前科を持っていない(信念に基づいた犯行の場合は一考の余地あり)

 

【好きな女性のタイプ】

・飼い犬に「キャンディ」などの横文字の名前ではなく、「平九郎」 などの和名をつける

・「パンケーキ」じゃなくて「ホットケーキ」と呼ぶ

・目薬をさすときに凄い顔をする

・大盛無料を見逃さない

・驚いたときの声は「きゃっ」じゃなくて「ぎゃあ」

・格ゲーで投げキャラを使う

・好きな声優は銀河万丈

 

【嫌いな女性のタイプ】

・猫のことをネコちゃんと呼ぶ

SNSのアカウント挨拶文が偉人の名言

ガンダムガンダムMk-2の見分けがつかない

・マネージャーってわけでもないのに自分の高校の野球部が負けると泣く

・自分たちの友達グループのことを「個性派ぞろい」とか「アクが強い仲間」とか言う

・本棚が伝奇ミステリで埋め尽くされている

吉野家でベジ牛を食べる

・徒歩圏が狭い

・タピオカが入った飲み物ばかり飲んでいる

・「面白いから見てみて」と言ってYoutuberの動画を無理やり見させようとしてくる

 

全体的に、社会に対する呪い歌みたいな雰囲気になってしまったが、きっと松阪桃李さんは共感してくれるはずだ。

是非とも、各種メディアで我がブログを宣伝してほしい。

松阪桃李さんサイドにそんなことをするメリットが一切ないのがこの計画の難点だが、計画が成功した暁にはこのブログはバズバズにバズり、私はインターネット界の所ジョージみたいなポジションに成り上がれるはずのため、乞うご期待だ。

「せっかく」使いの一日

私の勤める会社の食堂では日替わり定食が提供されている。

というか、日替わり定食しかメニューが存在しない。

 

昨日は創業記念日の特別メニューでステーキ定食が食べられた。

しょせん500円のステーキ定食だからペラペラの薄いステーキなのだが、いつもとは違う少し高級なメニューに私は興奮していた。

興奮のあまり、同僚のステーキのほうが私のステーキよりちょっと大きいだとかそういう他愛もない話題で大はしゃぎしていたくらいだ。

 

しかし、500円のステーキは少しボリュームが物足りなかった。

なので、私と同僚は次の休日(つまり今日)にステーキを食いに行くことにした。

 

 

更に、同僚は「せっかくだから松阪に行って松阪牛のステーキを食おう」と刹那的なことを言い出した。

私は安物のステーキでも量を食べられれば良かったのだが、「せっかくだから」と言われるとそんな気もしてくる。

「せっかく」には魔力がある。

私は彼の考えに乗ることにした。

 

翌日、私たちは朝の10時から車で松阪に向かった。

もともとは2人で行く予定だったのだが、松阪出身の同期がいたため「せっかくだからあいつも誘って美味しい店を教えてもらおう」ということになり、3人組での弾丸旅行である。

今思うと、ここで2つ目の「せっかく」が現れていた。

 

松阪は遠かった。

たっぷり3時間かかった。

「せっかく」のせいでただの昼飯にえらく遠出してしまったものである。

 

しかし、同僚たちとワイワイしながらの道中はとても愉快であった。

こういう旅行もたまにはいいもんだ。

道中のサービスエリアで、金玉丸出しのタヌキを写真に収めることもできたので、3時間の価値は十分にあったと思う。

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服を着ているのに金玉が丸出しで上級変態の趣がある。目もなんかアブナイ感じがする。

 

ステーキ屋さんは松阪出身の同期がオススメするお店にした。

ただ、一つ誤算だったのが、ステーキが150gで二万円もしたことだ。

 

同期は「せっかく松阪に来たんだから、いい肉食べないと!」と息巻いていた。

またしても「せっかく」である。

 

ここで気づいたのだが、「せっかく」が重なるたびに価格がインフレしている。

500円のステーキからスタートしたのに、気がついたら2万円とは恐ろしい話だ。

 

「せっかく」は財布を犠牲にしてテンションを上げられる呪文だが、重ね掛けにより犠牲が看過できないレベルに達してしまった。

「せっかく」は禁呪だったということか。

今後の人生において、「せっかく」の重ね掛けを使う際は細心の注意を払う必要がありそうである。

 

とはいえ、ステーキはバッチリ美味しかった。

今まで食べたものの中で一番美味しかったかもしれない(一番高級だったのは間違いない)。

 

松阪出身の同期は「やっぱ松阪牛はステーキより焼肉のほうが合うな」みたいなことを言って不満顔であったが、次元の高い話すぎて私には理解できなかった。

アバン先生とハドラーが戦うのを眺めるポップはこういう気分だったかもしれない。

 

「せっかく」によるインフレの渦に翻弄された一日だったが、道中は楽しかったしステーキは美味かったし、かなりご機嫌な休日だったと言える。

またこんな旅がしたいものだ。

 

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松阪で撮った「餃子の王将」とソックリなフォントの土産センター