千葉テレビ版仮面ライダーウィザードって知ってますか?
こんにちは。
現役女子高生の突撃類人猿と申します。
突然ですが皆さん、千葉テレビ版仮面ライダーウィザードってご存知ですか?
仮面ライダーウィザードは2012年に作成された特撮作品です。
あらすじは大体以下です。
・操真 晴人(そうま はると)はサバトという謎の儀式に巻き込まれる
・晴人はサバトで死にかけたけど、「白い魔法使い」という謎の男に魔法の力を授けられ、仮面ライダーに変身できるようになる
・仮面ライダーになった晴人はファントムという怪人と戦う
主人公の晴人もとても魅力的なキャラクターです。
晴人は「俺が最後の希望だ」というキザな決めセリフを持っているのですが、根は普通の青年でした。
キザなセリフでかっこつけて自分を鼓舞することでしか自分の闘志を保てない男でしたが、「本当は怖くて仕方ないけど絶望せずに勇気を出す普通の人」こそが本当のヒーロー足りえるという作品のテーマが私はとても好きです。
ちなみに、晴人は無職です。
仮面ライダーは怪人が現れるとすぐに駆けつけないといけないので、定職についていないケースが非常に多いですが、その中でも晴人の無職っぷりは半端ではありません。
親戚でもなんでもない宝石屋のオジサンの家に居候し、毎日ドーナツ屋で買い食いする(しかも不味いと文句をつける)というかなりの穀潰しっぷりを発揮していました。
晴人さんの諦めない勇気は魔法レベルでしたが、この面の皮の厚さも魔法レベルだったと思います。
そんなウィザードには、幻の「千葉テレビ版」が存在したという都市伝説がネットには存在します。
その噂は、千葉テレビでウィザードが再放送されたときの番組紹介から生まれました。
「かつて魔法と科学とは同義であった。鉛を金に代え、フラスコから命を生み、時間を逆に回す・・・。しかし、魔法は科学の発達によって否定され、わすれられた。だが、科学では解明できない事象も今は存在する・・・。忘れられた学問である『魔法』を研究し、再び科学と融合させた恐るべき天才科学者がいた。彼は、半年前、主人公「晴人』の住む街で恐ろしい実験を行った。それは人間の無意識領域のエネルギーを魔物として引きずり出すもの。その人間の命を含む全てを奪い取ってしまう・・・。そこで生き残ったのは、晴人と、記憶の一部を失ったヒロイン「こよみ」だった。そして、現在、あの恐ろしい実験で生み出された魔物たちが人々を襲う大事件が発生する。実験の後、謎の“白い魔法”から変身ツールを渡された達也。生き残りという過酷な運命を背負いながらも、魔法使いとなった達也は、見ず知らずの人々を魔物から救うために、仮面ライダーに変身!指輪に宿した魔法を武器に炎を燃え上がらせ、時には竜巻を巻き起こして魔物を蹴散らしてゆく。この街は果たして救われるのか!」
達也って誰ですか。
途中までは完全にウィザードのあらすじそのものなのですが、途中から主人公が達也にすり替わってます。
地味に、主人公に魔法の力を授ける「白い魔法使い」が「白い魔法」という概念にランクアップしてるのもポイント高いです。
普通に考えれば誤植ですが、晴人を達也に間違える理由が一切想像できません。
途中まではちゃんと晴人って書いてあるのに…
この謎の誤植から、ネットでは「千葉テレビでは俺たちが知ってるウィザードとは違うウィザードが放送されていたのでは…?」という都市伝説が誕生したのです。
謎が謎を呼ぶ達也の存在は人々の想像の扉を開け
「最初は達也がウィザードとして戦い、のちに晴人にその力を託して散る」
「達也は晴人に比べ魔力が弱いが、そのぶん戦闘センスに優れている」
みたいな千葉テレビ版ウィザードの設定がどんどん生まれていきました。
この誤植からどんどん設定を生やして楽しんでいく様子は、「今を受け入れ前に進む」という仮面ライダーウィザードの作品テーマそのものです。
ウィザードは、きちんと視聴者にそのメッセージを届けることができていたということでしょう。
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