暴れゴリラ2忍法帖

現役女子高生未亡人が日々を綴ります

ウンコ味のカレーって知ってますか?

こんにちは。

現役女子高生の突撃類人猿と申します。

 

突然ですが皆さん、ウンコ味のカレーってご存知ですか?

ウンコ味のカレーとは、私の生存戦略です。

 

私の勤める会社では、1年に1度、工作イベントが開催されます。

社員がチームを組んで好きな工作を作り、イベント当日に展示するという内容です。

工作に使う資金は会社から提供されますし(もちろん上限はありますが)、展示作品の中で人気投票上位を獲得したチームには賞金も出ます。

私の勤める会社はメーカーなので、こういうモノづくりイベントはいい刺激になりますし、社員たちも毎年楽しんでいます。

 

私も毎年このイベントに参加しています。

しかし、今年は参加することができませんでした。

 

私が今年制作しようと思っていたのは、「ウンコ味のカレー」です。

この題材を選んだのは決して私にスカトロ趣味があるからとかそんなのではありません。

 

人生にはいろいろあるので、国際テロリストに拉致されて「ウンコ味のカレーかカレー味のウンコ、どちらかを選んで食え!」という拷問を迫られることもあるでしょう。

そのときに何も答えられないと、下手をしたら殺されてしまうかもしれません。

質問されて黙ってるのが正解になるのはハンター試験だけです。

私はそんな社会問題を解決するために、この作品を制作することに決めました。

 

制作方法もちゃんと考えてあります。

世の中には味覚センサーというものが存在するので、それでウンコの味を数値化して、その数値に近くなるようにカレーの味を調えるという方法です。

本当にウンコを食ってその味を再現するという方法もありますが、それをやるには流石に私のBraveが足りませんでした

 

作品のテーマや制作方法が決まったので、あとは作るだけ。

順風満帆です。

私の制作意欲は燃えに燃えていました。

 

しかし、そんな私にとある壁が立ちはだかります。

イベント実行委員です。

 

このイベントは会社主導イベントなので、社員が持ち回りで実行委員を務めることになっています。

作品を作るときには、この実行委員にメールで申請を出して、作品の概要を説明しないといけません。

これが鬼門でした

 

私の作品が申請されたとき、実行委員に衝撃が走ったと聞いています。

実行委員を務めていた同僚は「申請作品が会社にふさわしいかを判断するのも実行委員の役目だけど、まさかこの役目を果たす日が来るとは思わなかった」と、正体を現したときのミストバーンみたいなことを言っていました。

「会社的にこれはOKなのか?」「普通に考えてダメでしょ」「でも創作意欲を潰すようなことをするのは…」みたいな侃々諤々の議論が委員会で行われたそうです。

 

結果的には「あなたの感性を否定するものではありませんが、人によっては下品にとられかねない内容のため、展示は遠慮いただけないでしょうか?」みたいな凄く気を使われたお断りメールが来て、私の計画は潰えました。

私の作品でイベントを盛り上げることができなかったのは残念ですが、実行委員が仕事として真面目に「ウンコ味のカレーは是か非か」という議論をしてくれたのが面白かったので、わりかし満足しています。

会社のイベントがダメなら勝手に作ればいいだけですし。

むしろ、この議論で忙しい委員の時間を潰してしまって申し訳ないくらいです。

皆さんも、お友達にこのブログを教えてあげて、広告収入に貢献し、私のウンコ味カレーの製作費の足しにしてくださいね。