オタクのメンチ切りって知ってますか?
こんにちは。
現役女子高生の突撃類人猿と申します。
突然ですが皆さん、オタクのメンチ切りってご存知ですか?
オタクのメンチ切りとは、「へぇ~、どんな漫画が好きなの?」です。
私の趣味は漫画・ゲーム・アニメ・プラモです。
武芸百般ならぬオタ芸百般なかんじの広く浅いオタクを自負しております。
しかし、逆に言えばオタク要素のない趣味には全く理解がありません。
ですから、趣味を聞かれると少し困ってしまいます。
他に何か趣味があるわけでもないので、「オゥフwww漫画を少々嗜む程度でござるかなwww」と答えるしかないのですが、そうなると必ず続けてこう聞かれるわけです。
「へぇ~、どんな漫画が好きなの?」
オタク界では「知識が多い人間=偉い人間」という方程式が存在します。
だいたい、小学生のヒエラルキーが足の速さで決まるのと同じ理屈です。
ですから、この質問は、ヤンキー漫画でいうメンチ切りに相当します。
「今からお前とオタク知識でマウントの取り合いを始めるからな!?」という宣戦布告にほかなりません。
この闇のビブリオバトルでの勝利条件は、相手に伝わる程度の知名度を持ちつつ内容も面白い漫画を挙げることだと考えています。
素人は「なるべくマイナーな漫画を挙げて相手を威圧しよう」と考える人が多いようですが、これは最も危険な悪手です。
漫画をよく知らない人が相手だった場合「ハハハ…全然知らないけど面白いのかな…?すごいなぁ…」という、(これだからオタクはめんどくせぇんだよ…死ね)感全開のリアクションをもらうことになるため、心に傷を負って二度と漫画が読めなくなる危険があります。
また、相手が自分よりも知識が上だった場合「その作者だと○○って作品の方が面白くない?俺が一番好きなのはその人が初期に描いてた××って短編だけどね」とこっちの自尊心を壊すのが目的としか思えないほど強烈なマウントを取って来られる可能性が高く、やはり心に傷を負って二度と漫画が読めなくなる危険があります。
ですから、私たちが取るべき最高の戦術は、相手のレベルを推し量り、相手が知っているであろう作品群の中から好きな作品を挙げることなのです。
これは簡単なことではありません。
単純な漫画の知識に加え、相手の力量を推し量ることも求められるのですから。
合気道の奥義は「相手を理解すること」だそうですが、これは闇のビブリオバトルにおいても全く同じことなのです。
相手の自尊心を傷つけず、自分の自尊心も守る。
それができる人間こそが真の強者なのではないでしょうか?
好きな漫画を聞かれたときに、何も考えずに「光の大社員」とか「ゲノム」とか「犬マユゲでいこう」といった、本当に好きな漫画を挙げるだけだと闇のゲームで生き残ることはできないということです。
うかつなことをすると闇のビブリオバトラーに<-心の崩壊- MIND-CRASH>されてしまう可能性があるので、立ち回りには細心の注意を払いましょう。
皆さんも、このブログをお友達に教えてあげて、闇のゲームを生き残れるよう精進しましょうね。