出会いと別れのHJって知ってますか?
こんにちは。
現役女子高生の突撃類人猿と申します。
突然ですが皆さん、出会いと別れのHJってご存知ですか?
出会いと別れのHJとは、茶番です。
私は10年以上、HJ(ホビージャパン)という雑誌を読んでします。
HJにはプラモやエッチなフィギュアの情報がギッシリ載っており、私の夜よりも暗く闇よりも深いオタク人生には欠かせないアイテムと言ってもいいでしょう。
私がHJと出会ったのは中学生のときです。
中学生の時の私は、友人もおらず部活にも入っていなかったので、極度の無限の刻を生きる者<ひまじん>でした。
ちなみに、高校生になっても私の刻が動き出すことはなく、私は階段を昇ったり降りたりする青春を送ることになります。
そんな私の唯一の趣味は、本屋に行って立ち読みをすることでした。
唯一の趣味が本屋さんへの迷惑行為だったというのは、我ながら社会のゴミ古参勢としか言いようがありませんが、お金をかけずに暇をつぶすことができるのは立ち読みくらいしかなかったのです。
HJとは、そんな日々の中で出会いました。
私はオタクの必修科目としてガンダムも履修していたので、表紙に載っていたガンプラに興味を惹かれたのです。
プラモデルの作例やテクニック、豊富なガンダム情報、その他さまざまなオタク知識。
そのどれもが刺激的で、私は一気にHJの虜になりました。
決して、エッチなフィギュアの写真が載っていたから読むようになったわけではありません。
家の近所の本屋でエッチなフィギュアの特集を読んでいることを、敵<クラスメイト>に見られたりしたら大変ですから。
「エッチなページはチラ見で我慢」。
これが肝心なのです。
そして時は流れ、私は反社会的サラリーマンに成長を遂げました。
少年の日々のように敵<同僚>に怯えず、エッチなページを堂々と読むこともできます。
私とHJはもはや一心同体。
私が具現化系ならとっくにHJの実体化に成功しておかしくないくらいの触れ合い量です。
しかし、HJは変わってしまいました。
昔のオタク路線からリニューアルして、流行りのモケジョ(プラモ趣味の女性)やライト層に向けたオシャレな特集を始めたのです。
プラモ文化の発展を考えると新規層の獲得は喜ぶべきことですが、私のようなじゃりン子チエ並にステレオタイプなプラモオタクはもうお呼びでないと言われたようで、少し寂しいのは否定できません。
昔はオタクのオッサンが2人並んだだけという訴求力0の表紙もよく見られましたが、リニューアルにあたり、表紙も「モデルさんがプラモの箱を手に取っている」というオシャレ路線に変わってしまいました。
before
after
私が愛したHJはもういない。
HJも私に読まれることを望んでいない。
とはいえ、長年連れ添ったHJと別れるのは心苦しい。
完全に冷え切った熟年夫婦の悩みです。
私はこの悩みに答えを出せず、次の号が出るまで答えを保留にすることにしました。
そして、満を持してリニューアル第二号が発売されました。
銀河旋風ブライガーが表紙でした。
な~んだ。なんにも変わってないじゃん。
30年以上前のアニメを特集する雑誌が、オシャレ化なんて考えてるはずありません。
そもそも、女子を取り込みたいとか言ってた割にエロフィギュア特集は平常運転だった時点で、こうなることはわかり切っていました。
こうして今日もHJは従来通りオタクの玉手箱であり続けてくれ、私は今もHJを毎月楽しく読ませていただいています。
オシャレリニューアルとはいったいなんだったのか。
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広告収入が入ったら、このブログもオシャレ化するかもしれませんよ(大嘘)。