異世界ちゃんこって知ってますか?
※OPテーマ
こんにちは。
現役女子高生未亡人の突撃2類人猿と申します。
突然ですが皆さん、異世界ちゃんこってご存知ですか?
私は知りません。
この前、本屋さんに行ったときに「異世界ちゃんこ」という漫画が売られているのを見ました。
面白そうですね。
ただ、恥ずかしながら、私は脳がコロコロコミックなので、最初に見たときは「異世界ちんこ」と勘違いしてしまいました。
「異世界ちんこ」。
極めて簡潔に内容が表されたタイトルで、さいとうたかをの「サバイバル」と同種の美しさを感じます。
また、異世界転生系作品はことごとく「タイトルが円周率なみに長い」という商業主義的呪いを背負っていますが、このタイトルはマネーのアトモスフィアがナッシング。
作者はきっと商業主義には屈しない頑固な職人なのでしょう。
ねじり鉢巻きを巻いた角刈りのオヤジに違いありません。
さらに、このタイトルからは「主人公は知恵の実を食べる前の旧人類レベルに恋愛感情がないが、モテモテになる」という異世界転生系作品に共通するハーレム要素に対する皮肉も感じます。
「お前らは本を脳じゃなくてちんこで読んでるんだろ?」という痛烈な風刺がタイトルに込められているとしか思えません。
異世界系作品は「異世界に行く→何らかの超パワーで大活躍→ハーレムを形成」というフォーマットが、俳句の五七五七七フォーマットと同じくらい重んじられています。
作品の個性が出るのは「超パワー」を何にするかという部分だけなわけですが、「異世界ちんこ」は大胆にも「超パワー=ちんこ」にしてきました。
従来はハーレム形成までに「能力で活躍する→ハーレム形成」という2ステップかかっていたところが、超パワーちんこメソッドを使えば「能力でハーレム形成」という1ステップで済んでしまう!
これは画期的な発明と言えるでしょう。
脳とちんこは体の支配権を握る永遠のライバルですが、「異世界ちんこ」は脳という顧客層をあえて切り捨てることで、ちんこに対するQCDを最高に高めることに成功したのです。
「異世界ちんこ」は文芸の新境地を切り開いたと言っていいでしょう。
唯一の欠点は、私が「異世界ちゃんこ」とタイトルを読み間違えただけだから実在しないということだけです。
書けば間違いなく当たる、金の鉱脈と言えるでしょう。
私も読んでみたいです。
ですから、皆さんも、お友達にこのブログを教えてあげて、「異世界ちんこ」を書いてみてください。
もちろん、私にも何らかの形で印税が入るようにする心遣いも忘れてはいけませんよ!