必要最低限のロマンチシズムって知ってますか？
※OPテーマ
こんにちは。
現役女子高生未亡人の突撃2類人猿と申します。
突然ですが皆さん、必要最低限のロマンチシズムってご存知ですか?
必要最低限のロマンチシズムとは、「運命の出会いガシャ」です。
スマホはゲームがたくさんプレイできますし、会社でコッソリＨな動画を見ることもできて素晴らしいですね。
私はゲームとスケベにしか興味がないという暗い中学生男子の末路みたいな存在なので、好きなことは全部スマホでできちゃいます。
ゲームは主に「遊戯王デュエルリンクス」を楽しんでいます。
ただ、デュエルリンクスのせいで闘争本能が刺激されてしまい、上司相手に「僕は仕事が嫌いです！だから努力するのは嫌です！」という最低の啖呵を切るほどに凶暴性が増してしまいました。
最近の私は「どれだけ会社の足を引っ張ればクビになるのか？」という誰も得しないチキンレースを楽しんでいる節があり、非常に危険な状態と言えるでしょう。
なので、心が温まるゲームもプレイしようと思いまして、「アイドルマスター シャイニーカラーズ」をダウンロードしてみました。
初めてプレイするときは、チュートリアルとして櫻木真乃さん（真ん中の髪が薄茶色の人）をアイドルとしてスカウトし、といっしょにオーディションに臨むことになります。
私はこのゲームに対する予備知識がほとんどなかったので、「この櫻木さんって人が主人公なのか、鳩を愛する優しい娘じゃないか！この櫻木さんと一蓮托生で頑張るぞ！」と意気込んだものです。
ただ、説明役の事務員さんが「最初は真乃ちゃんだけですが、すぐにほかのアイドルもプロデュースできるようになりますよ！」、「お楽しみのガチャまでもうすぐですよ！」など、しきりに担当アイドルをチェンジするのを勧めてくるんですよね。
どうして櫻木さんに不満がある前提で話が進んでいるのでしょうか。
私は新米プロデューサーなのでわからないのですが、この芸能事務所は遺産相続の真っ最中とかそういう事情で人間関係がズタズタになってるんですか…？
それとも、事務員さんが私と同じくクビチキンレースを楽しむタイプのゴミ人間なの…？
どちらにせよ、管理職による職場マネジメントには失敗しているとは言えそうです。
チュートリアルを終えると、「運命の出会いガチャ」なるものを引けるようになりました。
初プレイ時のみ引けるガチャなのだそうです。
ここで初めて引いたアイドルと「運命の出会いをする」ということなのでしょうね。
ランダムな出会いにロマンを感じるのはわからない話ではありません。
「運命の出会い」のあとに「ガチャ」ってついたことで、ロマンチシズムに隠し切れないほど巨大な商業主義が顔をのぞかせていて、ロマンだけで生きていける時代ではないという世知辛い現実を突きつけられた気分ですが、それでもやっぱりロマンは大事ですよ。
それにしても、さっき櫻木さんと出会ったのは運命じゃなかったんでしょうか？
櫻木さんのぞんざいな扱いは会社の自分と重なる部分があって他人事に思えません。
ですが、ロマンは大事。
せっかくなので「運命の出会い」をしたアイドルをプロデュースしてみたいと思います。
その結果、有栖川夏葉さんが私の相棒になることになりました。
実家がお金持ちのお嬢様なんですが、とてもストイックな性格をしていて、出会い頭に「私はアイドルの頂点を取ってみせる！そのためにトレーニングは惜しまない！だからプロデューサーのあなたも覚悟しなさい！」みたいなことを言っていました。
私のような勤労意欲の低い給料泥棒には耳が痛い言葉です。
ちょっとこういう意識が高い人とは合わないかもしれません…
ただ、少し話すと意識が高いというよりは、単純に筋トレが好きなだけの「姫騎士版なかやまきんにくん」みたいな面白い人だったので、意外と仲良くできそうな気がしてきました。
運命の出会いに身を任せたのは間違いではなかったようです。
櫻木さんが今もちゃんとアイドルとして活躍できているのかだけは気がかりですが…
櫻木さんが心配なので、皆さんもお友達にこのブログを教えてあげて、櫻木さんの面倒を見てくれる人を探してくださいね
