ジェンダーフリーを世に問う社会派アニメって知ってますか？

※OPテーマ

こんにちは。

現役女子高生未亡人の突撃2類人猿と申します。

突然ですが皆さん、ジェンダーフリーを世に問う社会派アニメってご存知ですか?

ジェンダーフリーを世に問う社会派アニメとは、プリパラです。

ついに KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- の第一話が放送されました。

私は劇場先行公開ですでに９話まで見ていたので１話の展開はすでに知っていたのですが、それでもテレビの前で「う、うわぁぁぁぁっ～！」と吹っ飛んでしまうくらい面白かったので、やっぱりキンプリは凄いです。

ちなみに、プリズムショーに感動して「う、うわぁぁぁぁっ～！」と吹っ飛ぶというリアクションは、劇中で何度も登場する伝統な作法なので、初めて見る皆さんも存分に吹っ飛びましょう。

ほかの伝統的な作法としては背景に稲妻を走らせながら驚愕するというのもあるので、そちらでもＯＫです。

初見の人にとっては神浜コウジという狂った獣の存在は恐怖以外のなにものでもないかもしれませんが、その恐怖を乗り越えた先には煌めきにあふれた世界が待っているので、見続けてもらえたら嬉しいです。

狂獣

実際、熱狂的なキンプリファンでも「コウジだけは生理的に無理」と言う人も多くおり、ツイッター上には「#神浜コウジのここが無理」というハッシュタグが存在するほどなので、無理にコウジを受け入れる必要はないので安心してください。

アグレッシブビーストの話ばかりしてしまいましたが、今日話したかったのはキンプリに出てくる西園寺レオさんについてです。

この中性的ポパイみたいな人が西園寺レオさんです。

性別は男ですが、可愛いものが大好きで、見た目も性格も女の子っぽいところがあるというキャラクターです。

少しだけネタバレになってしまうのですが、劇場先行公開された7話では、彼が自分の中の男性らしさと女性らしさの両方に向き合うというエピソードが披露されました。

詳しくは語れませんが、「ジェンダー」という難しい問題について、納得がいく一つの答えを見せてくれたので、私は西園寺さんのことがとても好きになりました。

「ジェンダー」という題材を真っ向から描き切った名エピソードだったと思います。

キンプリが見せてくれた「ジェンダー」に対する答えが素晴らしかったです。

しかし、私はもっとすごい「ジェンダー」への回答をしたアニメを知っているのです。

そのアニメは、キンプリの姉妹作であり、「天才バカボンの合間にアイドル要素が挟まるアニメ」と称される問題作・プリパラです。

先ほど紹介した西園寺レオさんは、実はプリパラに登場する「レオナ・ウェスト」というキャラクターのセルフオマージュです。

見た目も名前も似ていますし、「実は男」という最大の特徴も一致しています。

ですが、恐ろしいことにプリパラはレオナさんが男であるということに一切触れずに物語が進行するんですよね。

超序盤に「私、男なんだ」とカミングアウトしてみんなが「えーっ！」と驚くシーンこそありましたが、それ以降は完全に女の子として扱われ、「実は男」というめちゃくちゃ濃い設定が死に設定になるという凄い展開を見せてくれました。

それどころか、男と間違えられるほどのイケメン系女子がアイドルとして活動し始めるという展開になったとき、「どうして男の子がアイドルに！？」とみんな（レオナさん含む）が大いに驚くというシーンさえありました。

ほかのキャラがレオナさんが男だということを失念してるのはともかく、本人まで忘れているというのはプリパラの 狂った おおらかな世界観がよく表れていたと思います。

＃補足

一応、みんなが忘れたころにイケメン系アイドルとレオナさんを対比するエピソードがちょっとだけありました。

しかし、レオナさんに対するこの扱いって「ジェンダー」という問題を描写するのを避けているようで、その実「ジェンダー」に対する完ぺきな回答であるような気もするんですよね。

女の子であることを望む男の子を、周りの全員が徹頭徹尾女の子として扱い、ついには本人まで男であることを忘れる。

これってレオナさんにとってはこれ以上ないくらい理想の展開のはず。

「ジェンダー」という問題に立ち向かい、答えを見出した西園寺さんは立派ですし、尊敬しますが、本当に幸せなのは完全に女の子として扱われていたレオナさんの方なのではないでしょうか？

プリパラは違法薬物を二重三重に服用しないと作れないような狂ったアニメなので、ここまで考えていない可能性も高いですが、それでもレオナさんという一人の女の子を幸せにしたということは手放しで称えるべき功績だと思います。

余談ですが、レオナさんには「ドロシー・ウェスト」という、アイドルとしての実力が高いこと以外なにも褒めるところがない双子の姉がいます。

そのため、オマージュ先である西園寺レオさんにも「西園寺ドロ」とかそんなかんじの名前の姉がいるのではないかと噂されていましたが、-Shiny Seven Stars-で本当にいることが発覚しました（名前はさすがにドロではありませんでしたが）。

ゴキブリの糞みたいな性格だったドロシーと違って、弟思いの優しいお姉ちゃんだったので、みなさん安心してください。

そういうわけで、プリパラは「ジェンダー」の最前線を行く社会派アニメだったのでした。

プリパラですら社会派エピソードを盛り込むこの時代、このブログもなんか社会派な記事とか書いたほうがいいんでしょうか。

下手にそういう記事を書くと炎上しそうで怖いのですが、それはそれでアクセス数が増えて広告収入がアップするので悪くないかもしれません。

皆さんも、お友達にこのブログを教えてあげて、私の炎上商法に貢献してくださいね。