ムーミン谷の怪
こんにちは。
出来損ないのウォーズマンこと突撃・B・類人猿と申します。
突然ですが皆さん、ムーミン谷ってご存知ですか?
私はよく知りません。
ムーミン谷ってあるじゃないですか。
前から気になってたんですが、ムーミン以外にもたくさんのバケモノが住む人外魔境なのに、なんでムーミン谷っていう名前なんでしょう。
いくつか説を考えてみました。
【説1】ムーミン地主説
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ムーミンがあの土地の権利を持っているから、自分の名前を地名にしたという説です。
ムーミンって朴訥な顔してるわりに、旧時代の腐れ貴族みたいな自己顕示欲してますね。
私はムーミンに詳しくないので知らないですが、きっとスニフがムーミンの家から土地の権利書を盗んでムーミン谷をスニフ谷に改名しようとするエピソードとかもあるのでしょう。
このとき、問題になってくるのがムーミンパパの存在です。
なぜムーミンパパなどという息子に媚びた名前を名乗っているのでしょうか。
これについては一つ仮説があるのですが、ムーミンって世襲制なのでは?
各世代の長男がムーミン谷の権利を正式に受け継ぐと「ムーミン」を名乗るようになり、その父親(先代ムーミン)は「ムーミンパパ」を名乗るようになるとすれば、説明がつきます。
ただ、ムーミン一家は明らかにほかの住民からナメ腐った態度を取られているので、 この説はあんまり筋がよくないかもしれません。
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【説2】ゴッドムーミン説
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「ムーミン」というのはあの地の神様の名前だという説です。
ムーミン谷は神様の名前を冠する地名というわけですね。
そして、ムーミン(水色のカバ)は神童だったため、神の化身としてあがめられているのではないでしょうか。
あのすっとぼけた顔からは想像できないですが、きっとムーミンは5歳でリーマン予想を解いたりしてるのでしょう。
この場合、ムーミンパパのネーミングも説明がつきます。
息子が神の化身なのですから、自分も「ムーミンパパ(神の父)」を名乗りたくなるというものでしょう。
神の父を名乗るって、神を名乗るよりハードルが高い気がするので、ムーミンパパもなかなかの豪傑です。
と、ここまで書いて気づいたのですが、この説もムーミン一家がナメられてるからイマイチですね。
ムーミン一家、ナメられすぎでは。
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【説3】ムーミン種族名説
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ムーミン谷の生物はみんな「ムーミン」という種族だとする説です。
「ムーミン」がたくさん住んでるからムーミン谷というわけですね。
そして、ムーミンは一人前にならないと個体名を貰えないのではないでしょうか。
水色のムーミンも、大人になれば「アンダーソン」とか「正一」とか名乗り始めるのでしょう。
ムーミンが谷の仲間たちから軽んじられているのもこの説を補強してくれます。
さらに、この説だと、毎回ネックになっていた「ムーミンパパ」の存在もスッキリ説明できます。
この場合の「ムーミンパパ」は、「ウルトラの父」とか「銀座の母」とかと同じニュアンスなわけですね。
ムーミンパパはムーミン谷の村長的ポジションなのが察せられます。
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というわけで、ムーミン種族名説を私は推します。
この説に則ると、ムーミンが「村長の息子なのに半人前」「谷に半人前は自分しかいない」という確実に人格形成に悪影響を与えるレベルの針の筵に置かれているという可哀そうなことになりますが、この説が一番筋が通るんですよね…
今までムーミンのことを「なにも考えてなさそうなカバ」としか思っていませんでしたが、もし会う機会があれば勇気づける言葉のひとつでもかけてやろうと思います。
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