100均武蔵坊
バッ!
「貴殿、侍とお見受けする。」
サッ!
「お、お前は!?」
ドン!
ドン!
ドン!
「100均武蔵坊!」
ザッ!
「いかにも。私と手合わせ願おうか。」
バッ!
「高名な100均武蔵坊の挑戦。受けて立つ!」
ドカカカカ!
「先制攻撃だ!私の100均で買った園芸用の長い棒(100円)の威力はいかがかな!?」
「なんという長さ!リーチの違いで手が出せない!」
「リーチがお望みならもっと相応しい武器もあるぞ。」
スチャ
バン!バン!
「リボルバー(100円)の二丁拳銃だ。手も足も出まい。」
「奴は100均のあらゆる武器を使いこなしているとでもいうのか!?」
「左様。我が武具の数々、御覧に入れよう。」
ゴッ!
ピコッ!
お尻ペンペン!
ギュ~!
shooooot!
ビシャ!
「なんという多彩な攻撃だ!バット(100円)・ハンマー(100円)・ふとんたたき(100円)・大きい洗濯バサミ(100円)・スリングショット(100円)・ひしゃく(100円)での600円連続攻撃だと!?」
「これだけで終わりと思うでないぞ。」
ポロロン♪ポロロン♪
「ウクレレ(100円)で奏でる死のメロディーを味わうがいい!」
♪♪♪♪♪♪♪♪
「うわぁぁぁ!頭が割れる~!」
「ははは!これで終わり…グフッ…!」
ドサッ!
「ぐう…!」
「突然倒れた…?まさか貴様、病を患っているのか…?」
「いかにも…だが情けは無用だ!」
トクン…トクン…
「診療セット(100円)があるからな!」
「自分を診察している!?」
「なるほど…診察の結果、病の原因は肩コリのようだな。」
コリコリ
「備えに不足はない。肩コリをほぐす曲がった棒(100円)があるから私はまだ戦える。」
「100均武蔵坊…!奴の装備は無限か…!?」
「そんなことを言っている場合かな?自分の手を見てみるがいい。」
カチャリ
「何!?手錠(100円)がいつの間にか手に!」
「フフフ…。我が密偵の隠密行動に気が付かなかったようだな。」
ドン!
「我が密偵、忍者(100円)とステゴサウルス(100円)だ。」
「私に気付かれないほどの凄腕…!どうやって手なずけた!?」
バサッ
「無論、金(子供銀行券(100円))だ。」
「さて、ではそろそろ貴殿にとどめを刺すとしよう。」
ドスッ!
「この花はいったい…!?」
「それは魂を喰らうヒマワリ(100円)だ。花言葉は【死】。死ぬまで貴様の生気を吸い尽くすだろう…」
「ううう…グハッ…」
バタッ!
「強者だった。これはせめてもの手向けだ…」
スッ
「プリンセスティアラ(100円)だ。貴殿の死に尊厳あらんことを。」
「それでは、勝利を祝う御馳走をいただくとしよう。」
サッ!
「きんつば(100円)だ。だがコレを食べる前に…」
ピュ
「食べ物を食べるときにはハンドソープ(100円)で手を洗わないとネ!」
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