家訓と課金のシナジーが凄いから医療保険の見直しが必要
我が家の家訓は「体調が悪いときは贅沢してもいい」です。
私が考えた当代限りのインスタント家訓ですが。
しかし、この家訓のせいでひどい目に遭いました。
むかしは良かったんです。
体調が悪いとき、食料買い出しのついでにプリンを買ったりするくらいでしたから。
ですが、それは私がガラケー原始人だったときの話。
スマホという現代社会の闇を一身に背負った魔の板を手に入れてから私は変わってしまいました。
スマホでソシャゲに課金すれば、体調崩して部屋から出られないときでも贅沢できちゃうんですよ。
科学の進歩はインドア贅沢を可能にしたのです。
しかもタイミングが悪いことに、私はここ一か月ほど毎日微熱が出るという奇病に悩まされています。
低級呪術士から恨みでも買ったのでしょうか。
原因はなんにせよ、体調が悪い以上贅沢しないわけにもいきません。
インスタント家訓とはいえ、家訓は家訓ですから。
悪法も法です。
私は毎日のように課金をしました。
そして、気が付いたら10万円使っていました。
手取りに匹敵する課金を行ったとき、人が何をするか知っていますか?
実家の両親に報告です。
やりすぎたとき、人は親に叱ってほしくなるのです。
しかし、両親は私を責めず、「麦茶のパックを4回使いまわすくらいケチだった息子が、贅沢を覚えた」となぜか喜んでいました。
私が言うのもなんですが、この両親、ちょっと息子に甘すぎでは?
そんなだから、息子が安心してさらに5万円課金しちゃうんですよ!
そういうわけで、一刻も早く健康を取り戻さないと私は破産してしまいます。
体調不良のときに使う費用という意味では医療費みたいなもんなので、3割負担になったりしませんかねぇ。