あるある寮長
今日は寮で新人歓迎パーティーがありました。
私は基本的に寂しがり屋の孤独主義者という矛盾内包型人間なのでこの手のイベントには参加しないことが多いのですが、ご存知の通り私は2人いる寮長のうちの1人※なので、今回は参加して威張り散らすことにしました。
※
イベントはとても盛り上がっておりました。
美味しいご飯に沢山のお酒、寮に住む若手しかいないという解放感、全てがいい方向につながっていたと思います。
しかし、悲しいかな私はマイノリティの呪いをその身にうけし者。
みんなが盛り上がっていたら、水を差したくなってしまうという、どうしようもないくらいどうしようもない性格なのです。
たぶん前世でニホンオオカミを根絶やしにするくらいぶっ殺したせいでこんな性格に生まれてしまったのではないでしょうか。
そういうわけで、私は自己紹介タイムで持ち前の不毛な反骨精神を発揮することにしたわけです。
自己紹介では「趣味は寮長です。寮民の支配だけが楽しみです。」と言ってみました。
我ながら、社会人が持つ「挨拶」の意味が分かっていない、バカ田大学出身者の社会ナメナメ系スピーチだったと思います。
しかし、意外や意外、この挨拶はウケました。
そして、これは初めて分かったことですが、私はウケるとその人達のことをすぐ好きになってしまうくらいチョロイということも発覚しました。
やっぱり普段ツンツンしてる奴に限ってすぐにデレるものですね。
まさかアニメあるあるを実体験で理解することになるとは思っていませんでした。
アニメと現実の境が曖昧で我がことながら心配になります。
ですが、そのあとの飲み会を楽しく過ごすことができたのでよかったのかなとも思います。
やっぱり一番大切なのは絆ですよ(ザ・手のひら返し)。
これからは寮民たちにも少しくらい優しくしてあげてもいいかなと思いました。
まぁ、それはそれとして寮税で寮長の銅像を建てるという野望は継続中なんですけどね。