ウォッカ・光彦戦略
ウォッカ・光彦戦略とは、毒ガス作戦と同じくらい非人道的な作戦です。
先日、友人たちと「ヒロインドラフト」というオリジナルゲームをしました。
ヒロインドラフトを大雑把に説明すると、好きなヒロインをドラフト形式で獲得してブヒブヒ言うだけのキモオタ版花いちもんめみたいな遊びです。
どういうわけか私の数少ない友人は全員キモオタなのですが、その中でも世が世なら国民栄誉賞が狙えたレベルのキモオタを選りすぐって遊びました。
先程も書いた通り、ヒロインドラフトはカワイコちゃんを手元に置いてニマニマするだけの悪の貴族みたいな遊びなのですが、一応勝敗をつけるためのルールもあります。
①ヒロインのお題を決める(「好きなジブリヒロイン」「好きなメガネヒロイン」など)
②参加者内でお題に沿ったヒロインの人気投票をする
③ドラフト形式でヒロインを取り合う
④人気投票で上位だったヒロインをたくさん獲得したほど高得点
みたいなかんじです。
最初のうちはみんな和気あいあいと遊んでいました。
お題「ジブリヒロイン」ではナウシカの取り合いが起こって口汚い罵倒が飛び交ったり、お題「京アニヒロイン」では票が割れて性癖博覧会みたいになったりと、アニメを見ない人から見れば「ただの絵に対してギャアギャア騒ぎすぎてて怖い」と思われても仕方がない盛り上がりを見せたものです。
しかし、ゲームの発案者であるIがこの平和を破りました。
お題が「コナンヒロイン」になったときに、あろうことか人気投票でウォッカと光彦に投票したのです。
このせいで、ウォッカと光彦の得点が不正に吊り上げられました。
そしてウォッカと光彦を指名するのは勿論Iだけ。
Iはまんまと高得点を獲得したという訳です。
みんなで性癖談義をする楽しい遊びで、普通ここまで勝ちに徹します?
この執念、金がかかってるときの両津勘吉のそれですよ。
だって、いくら高得点だからってウォッカとか光彦を手元においても全然嬉しくないじゃないですか。
ウォッカとチューできるのかって話ですよ。
蘭姉ちゃんと園子のどっちを1位指名するか、それとも妃弁護士で攻めるか…みたいに真剣に悩んでいた私たちをコケにする行為です。
こうして楽しい遊びに水を差された私たちは、Iのことをウォカ光野郎(罵倒)として一生軽蔑することを決めました。
報復行為として、会社で「Iは光彦好きのショタコン」という噂も流しました。
しかし、私たちのヒロインの園をウォッカ・光彦で汚された心の痛みははまだ癒えません。
ウォッカ・光彦戦略は、決して許されない非人道的な作戦です。
みなさんがヒロインドラフトをするときも、決してマネしないでください。
まぁウォッカが好きだというなら止めはしませんが…