ステーキ宮には常に前に進もうという黄金の精神がある
今朝は病院に行った。
常飲している心のお薬をもらいに行くためである。
最近はめっぽう調子がいいため、お医者さんと相談した結果、常飲している薬を減らすことになった。
最初は「薬代が浮いて助かるなぁ」くらいにしか思っていなかったのだが、薬をもらうときに受付の方が「薬減ったんですね!よかったですね!」と言ってくれて、それがなんだか嬉しかった。
朝イチに善意!
いい日だ。
病院に行った日のランチは、いつも病院の近くにあるステーキ宮に行く。
ステーキは普通だがスープバーが美味い。
ほかのファミレスに比べてスープの種類も多いし(4種)、どれも美味しい。
特にクラムチャウダーは世界一美味しい液体ではないか。
「飲むスープバー」という欺瞞めいた謳い文句よりも、もっと美味しさをアピールしていけばいいのに。
私は完全にスープバー目当てでステーキ宮に行くので、頼むメニューはいつもハンバーグとかチキングリルなどの安価なものだけだ。
しかし、スープは毎回6杯飲む。
やや特殊なムーブのため、たぶん店員さんからは「汁眼鏡」とかあだ名をつけられているんだろうな…
悔しいから、私もステーキ宮の店員さんに心の中で「小太りハスキー」とかあだ名をつけて対抗することにしている。
また、ステーキ宮はちゃんと業務改善しているところが素晴らしい。
最近ステーキ宮は「ソースバー」というのを初めた。
従来は注文時にソースを1種選ぶ方式だったが、ソースバーで何種でもソース皿(焼肉屋で見るようなやつ)に注ぎ放題になったのだ。
嬉しい変更である。
しかし、ソース皿に入れて付けダレ方式でソースを楽しむようになったせいで、ソースを鉄板でグツグツできなくなったという欠点は無視できない。
ステーキ宮の名物ソースである「宮のたれ」は、すりおろし玉ねぎが鉄板で熱されて甘みを持つことで美味さが引き立つというのをウリにしているため、鉄板グツグツがないと魅力半減である。
ただ、今日の来店では「宮のたれ」だけこういう容器で提供されるようになっていた。
鉄板に注いでグツグツできるようにするためだろう。
素晴らしい。
ソースバーという改善に飽き足らず、「宮のたれ」も改善してきた。
改善のわんこそばだ。
ステーキ宮には常に前に進もうという黄金の精神がある。
おいしいスープを飲めた上に、黄金の精神にも触れられて、まったくいい日である。
ステーキ宮でスープをたらふく飲んだあとはブックオフに行った。
ブックオフの大判コミックコーナーはいい。
大判コミックコーナーには、ほかのコーナーよりも明らかに社交性が低そうな客が集っている(もちろんその中には私も含まれる)。
ブックオフでは、10年以上探し求めていた「犬マユゲでいこう」の2巻を手に入れることができた。
まさかあると思っていなかったので、後ろから頭をガツンと殴られたような衝撃である。
「犬マユゲでいこう ア・ティエンポ」で単行本1・2巻(絶版)のエピソードがセレクション再録されていたためある程度満足していたが、これで未再録エピソードも読める。
本当にいい日だ。
私、明日死ぬのか?