反社会組織が出てこない創作には触れたことがない
近所のラーメン屋に行ったら、ゆりやんレトリバァさんのサイン色紙が飾ってありました。
サイン色紙に書かれている文字は例にもれず幼稚園児の落書きみたいにグチャグチャで解読できなかったのですが(ゆりやんレトリバァさん個人をディスっているわけではなく芸能人のサイン全般をディスっています)、色紙の下に「ゆりやんレトリバァさんのサイン」と注釈が付けてあったためサインの主がわかりました。
ただ、色紙に明らかにもうひとりぶんの名前が書いてあったのが気になります。
注釈にはゆりやんレトリバァさんの名前しか書かれていないので、どなたのサインなのかサッパリわかりません。
注釈にゆりやんレトリバァさんの名前しか書かないのはもうひとりの方にあまりにも失礼だと感じたので、このラーメン屋への好感度が少し下がりました。
まぁもうひとりのサインの主が最初からキレイな字でサインしていればこんな問題も発生しなかったはずなので、そんなに同情もしていませんが。
芸能人のサインと言えば、私としてはアイカツを思い出します。
アイカツは中学生がアイドルとしてデビューして崖を登ったり斧を振り回したりするスーパー系アイドルアニメなのですが、その中でサインについてのエピソードがありました。
アイドルとしてデビューしたての主人公が自分のサインを大張り切りで考案するのですが、友達から「複雑なサインすぎて大勢のファンにサインするには時間がかかりすぎる」とダメ出しを食らうという内容です。
芸能人のサインが崩れているのは素早く書くためなんですね。
ただ、主人公は力作のサインをどうしてもファンに届けたかったため、めちゃくちゃ手首を鍛えて複雑なサインを高速で書き上げられるようになるのでした。
私はアイカツのこういうレベルを上げて物理で殴るアイドル観が大好きなので、最近発表された新作でもこの遺伝子が受け継がれているといいなと思います。
「ヒナまつり」の最終巻を読みました。
面白かったです。
ヒナまつりを読むと、いつも父のことを思い出します。
父は極道小説やハードボイルド小説が好きな人で、夢枕獏や大沢在昌をよく読んでいました。
おそらく反社会組織が出てこない創作には触れたことがないと思われます。
私はよく実家に漫画を持って帰るのですが、父は私の漫画を読むことはありませんでした。
しかし、母から曰くヒナまつりだけは熱心に読んでいるとのこと。
父は創作上のヤクザのワイルドさや義侠心が好きなのだと思っていたのですが、どうやらヤクザならなんでもよかったようです。