「四肢が切断されたハムスター」
今日は会社を退社するK先輩の送別会代わりに、K先輩の持ち寄ったボードゲームをみんなで遊ぶ会を開催した。
遊んだのは「人狼ゲーム」「クク21」「Ito」「コトバーテル」「VENN'S CODE」の5種類。
この中でも、一番盛り上がったのが「Ito」。
まず初めに「ペットにしたい動物」「無人島に持っていきたい道具」などのお題がランダムに設定され、そのあとに全プレイヤーに1~100の数字が書かれた数字カードが1枚ずつ配られる。
そして、プレイヤーは自分の数字をお題に沿った形で表明する。
例えばお題が「大きい動物」で自分の数字が1ならば、「ミジンコ」とか「ミドリムシ」とかなるべく小さい動物を言うことで、「自分は小さい数字を引いているぞ!」と周りに伝えるという具合。
逆に数字が100ならば「クジラ」などなるべく大きい答えを言うことになる。
全員が答えを表明したら、解答者が「コイツは小さい数字を引いてそうだな」と思うメンバーを順に指名していって、実際に小さい数字を引いていた順に指名できれば成功!である。
このゲームの妙味は自分が微妙な数字を引いたときにある。
私の場合、「無人島に持っていきたいもの」というお題で32を引いたときに、どう表現したものか頭を抱えた。
低いけど、低すぎるという程ではない…
悩んだ末に「すごく固い棒」という答えにした。
あればちょっと嬉しいし、ちょっとだけサバイバルにも役立つけど、基本的には要らないというラインを狙ったつもりである。
ただの「棒」だと10くらいだが、「すごく固い棒」というところに拘りがある。
しかし、残念ながら私の「すごく固い棒」という答えはあまり上手くなかったようである。
最下位(数字が最小)と予想されたのだが、実際は「漫画『サバイバル』全巻セット」と答えたK先輩の数字のほうが小さかった。
ちなみに、「漫画『サバイバル』全巻セット」の数字は9。
そんなに低いなら、「ウンコ」とか答えてもっと露骨に低いのをアピールするべきだったと思う。
私は悪くない。
また、ランダムに引いた数字に対して、メンバー全員で基準回答を用意するというルールもあった。
今日プレイしたケースでは「ペットにしたい動物」というお題に対し、49という数字が基準として用意された。
数字は1~100なので、ほぼ真ん中である。
みんなで話し合った結果、49は「ハムスター」ということになった。
プレイヤーは49=ハムスターということを踏まえて、自分の数字を動物で表現するわけである。
私の数字カードは25だったので、ハムスターの半分くらいのペット人気ということで「ヘビ」を答えにした。
これはうまくいったようで、ちゃんと順番通りに指名されることができた。
ただ、どうやら49付近の数字を引いたメンバーが多かったようで、みんな「毛並みのいいハムスター」「元気のないハムスター」「死にかけのハムスター」「四肢が切断されたハムスター」「三肢が切断されたハムスター」など、ハムスターのバリエーションを微妙な数字の違いを表現しようとしていた。
結果としてみんな40~55の間に収まっていたので、確かにハムスターバリエーション戦法は有効だったのだが、冷静に考えると「四肢が切断されたハムスター」ってヘビより飼うのイヤじゃないか?
昨日スシローで食べたイカミミ寿司が腐っていたかもしれないという話だが、ピンピンしているため、どうやら大丈夫だったようだ。
私は最初からスシローの衛生管理を信頼していたよ。