ディケイド新フォームが平成の塊
仮面ライダーディケイドに新フォームが追加されるようです。
もともとディケイドは平成ライダー10周年記念に作られたライダーなので、20年越しの新フォームになります。
凄いですね。
(仮面ライダー1号は45年越しに新フォームを獲得したりしていたのでライダー界ではそう珍しいことではありませんが)
ディケイドは劇中に歴代のすべての平成ライダーが登場するオールスター作品でした。
歴代ライダーが登場するだけでなく、ディケイド自身も全ての歴代ライダーに変身できます。
ディケイド=チート最強ライダーというのがおおよその視聴者の認識です。
そんな最強ディケイドも強敵との戦いを前にパワーアップする機会があったりしました。
それがディケイドコンプリートフォームです。
歴代ライダーの顔が描かれたカードがズラリと並ぶ衝撃的ビジュアルから、遺影フォームとか呼ばれていました。
このディケイドはそれはもうハチャメチャに強く、いち視聴者としては「この見た目で弱かったら嘘だろ」という感想を抱いたのを覚えています。
ディケイドは「パラレルワールドを旅する」という設定がゲスト出演に向いていたため、放送終了後も後輩の作品に客演して好き放題やっていました。
平然と後輩(自分より後に制作されたライダー)にも変身する、実は昭和ライダーにも変身できた、後輩の世界の崩壊をヘラヘラしながら見届けるなどなど、ディケイドは何をやってもOK的な風土がどんどん醸成されていきます。
そして、今度制作されるディケイドの続編的な作品には新フォームが登場するとのことです。
それがこちら。
完全にヤケクソになってますね。
ディケイドのパワーアップ=カードを増やすというよくわからない方程式が東映には存在するようです。
キレイに整頓してマントに貼り付けられたカードたちの、丁寧なのか雑なのかわからない扱いがアナーキーでいいですね。
ただ、間違いなくメチャクチャ強いんだろうという説得力はあります。
ディケイド以降の平成ライダーの最終フォームはとにかくアイテムを全部盛りして強さを演出することが多かったのですが(キャバ嬢の髪型みたいですね)、こちとらアイテムどころかライダーの全部盛り。
強くないわけがありません。
平成の盛りの歴史の頂点に立つ、間違いない最強フォームです。
歴代ライダーの全部盛りという意味では、全身に歴代ライダーの黄金像を身に着けたグランドジオウというライダーもいました。
こちらも強さの説得力がハンパではなく、実際強かったのですが、新ディケイドはグランドジオウと違って歴代サブライダーまで(マントに貼っつけて)網羅する豪華仕様。
新ディケイドの活躍が今から待ち遠しいです。