暴れゴリラ2忍法帖

現役女子高生未亡人が日々を綴ります

今週のミュークルドリーミーは最高でしたね

ここのところあまり体調がよくなかったため、私のフェイバリット・ホールドであるオンライン失踪を決め込んでおりました。

しかし、今週のミュークルドリーミーが本当に良かったので久しぶりに筆を取った次第です。

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見た人ならばわかると思うのですが、今週のミュークルは最高だったんですよ。

いつもはスラップスティックでハイテンポなキュート&コメディアニメなのに、しっとりと泣ける話をやってきたと言いますか、「泣ける」はずの展開を明るく前向きな話として「笑う」美しさを軸に描いたといいますか、とにかくよかったんです。

 

主人公チームの中でもメイン火力のゆめちゃん

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頭脳担当のことこ先輩

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フィジカル&サイコパス担当のときわちゃん

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不憫(&竿役)担当の朝陽

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の4人に比べて、今週の話でメインだった月島まいらさんはあまり明確な役割を持てていませんでした。

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なので一部の視聴者からは「ただの賑やかし」、「顔がいいだけの女」など心無いことを言われていましたが(私も言ってた)、今週の話で月島さんに対する印象がガラっと変わることになります。

 

今週の話で月島さんは過去に母親を亡くしていたということが発覚するんですが、月島さんは母親の命日でもいつも通りに明るく笑って過ごします。

無理に強がっているわけではなく、心から日々を楽しんでいる笑顔です。

もちろん、母親に対する悼みの気持ちはあるので墓参りには行きますし、母の好物であったバウムクーヘンを父親と食べたりはするんですが、それらの行事もあくまで楽しく愉快な日々のイベントとして彼女は消化して、今週の話はそれで終わります

(途中で敵の襲撃があったりしましたが、戦闘ノルマをこなしたら瞬殺されました

 

これって凄い攻めた展開じゃありませんか?

母の死という悲しいイベントを月島さんはもう本編開始前に乗り越えてるわけですよ。

普通ならこういうイベントって泣ける話として使ったり、あるいはキャラの成長に繋げて燃える話として使ったりするわけですけど、ミュークルはあえて月島さんが普通の日常の中で楽しそうに笑っている姿を描きました。

これってつまり、人生のドラマチックな部分よりも、それを越えた先にある明るく楽しい日常こそが素晴らしいものである、ってメッセージだと思うんですよね。

もう少し穿った見方をすれば、悲劇のヒロインよりも日常を楽しく生きる人のほうが魅力的、ということかもしれません。

 

親の死が子供にとっての呪いとして作用する展開ではなく、生前にたくさん愛を注いだからこそ死後も娘は愉快な日常を送れているという展開にしたところから、私はとても前向きで優しい信念を感じました。

ミュークルは いかれたギャグアニメ 子供向けアニメなので、スタッフは子どもたちに「悲しいことがあっても、それをずっと引きずってなきゃいけないわけじゃないよ。」と伝えたかったんじゃないかと。

さらに言うと、悲しい出来事をドラマチックに描かないことで、それに対する憧れや過剰反応みたいなものを子供たちに植え付けたくなかったのではないでしょうか。

 

私は話を自分なりに解釈しようとしすぎた結果、妄想だったか公式設定だったかわからなくなるタイプのオタクなので、上記の感想も制作側の意図とは違ったものかもしれませんが、そうだとしても前向きなメッセージを受け取れる名エピソードであることは間違いないので、みなさんもぜひ見てみましょう。

 

 

これだけで終わるといい話っぽいかんじになっちゃって、このブログの運営趣旨である「下劣な便所の落書き」に反しますので、他に今日印象に残ったことを書きますと、やはり仮面ライダーセイバーの新キャラ登場でしょうか。

セイバーの主人公はソード・オブ・ロゴスというFFの召喚獣みたいな名前の組織の新入りなのですが、彼はなぜかいつも社屋の玄関口で指令を受け取るので、新キャラはたいてい指令の際に奥の部屋からヌっと出てきます

誰かが奥の部屋から出てくるたびに「あなたはいったい…!?」「俺は〇〇…!」みたいなやりとりが繰り返されるんですが、このやりとりって最初に主人公に対して社屋案内してればいらないはずなんですよね。

あたかも今まで存在しなかったキャラが登場したみたいになってますが、この人達も社屋の別の部屋で仕事してただけのはずなんですから。

 

 

あと、令和ひぐらしを楽しむために、中途半端にしか触れていなかった平成ひぐらしのコミック版を読みました。

個人的に一番印象に残っているのは単行本2冊の大ボリュームで繰り広げられるVs.児童相談所です。

大雑把にストーリーを説明すると、クラスメイトが虐待されてると児相に通報しても保護者のはぐらかしにより虐待が解決しなかった結果、虐待してる保護者に対してではなく児相に対して怒りが爆発する、みたいなかんじでした。

そのあとも、主人公たちは100人くらい人を集めた抗議デモをするなどして児相と戦います

虐待を繰り返す保護者を正当な手続きを踏んで排除するにはこうするしかないのかもしれませんが、虐待の実態を知らない人までデモに参加して声を張り上げてるのは普通に怖いと思いました。