孤高の反逆児・不動明王
こんにちは。
出来損ないのウォーズマンこと突撃・B・類人猿と申します。
私はイナズマイレブンというサッカーアニメが大好きなので、今日はお気に入りキャラである不動の話をします。
誰も求めていないイナズマイレブンの記事を書いては低PVを叩き出すというのは、このブログにおいてはジャイアンが空き地でリサイタルを開くのと同じくらいお馴染みの光景ですね。
※過去のジャイアンリサイタル
話を戻しますと、私は「孤高の反逆児」という異名を持つキャラクター、不動 明王(ふどう あきお)が大好きです。
パっと見は世紀末モヒカンっぽい性格に見えますが、実態はもっとひどい何かです。
彼は物語の中盤に敵キャラとして登場したのですが、初登場シーンからして
・入院中の選手の病室に2階の窓から侵入
・見舞い品のバナナを勝手に食う
・食い終わったあとのバナナの皮を病人に投げつける
・自分の胸を揉ませて洗脳する
という、反逆児とかそういう次元じゃないやりたい放題っぷりでした。
最初は不動の不作法な態度に怒っていた病人たちが次第に狂人に対する怯えに支配されていく描写は、サスペンス映画顔負けの臨場感なので一見の価値ありです。
そんなヤンキーを越えてモンキーな行動が目立つ不動ですが、そのプレイスタイルは意外や意外、作中屈指の頭脳派です。
「相手チームの作戦を看破する」、「オフサイドトラップを仕掛ける」などチームの司令塔的な役割で主人公たちを苦しめました。
作中でオフサイドが登場したのはこの1回だけなことからも不動が卓越した技巧派プレイヤーであることが伺えます。
さらに、イナズマイレブンといえば「炎を纏ったシュート」や「竜巻を巻き起こすドリブル」など派手な必殺技がウリですが、不動は一回も必殺技を使いませんでした。
敵チームのエースが必殺技を使わないというのは劇中で初めてだったので、必殺技でなく基礎を徹底するという不動のプレイスタイルは視聴者にとって極めて異様に映りました。
こうして、不動は気が狂ったいぶし銀という訳の分からない個性を確立し、イナズマファンのハートをガッチリキャッチしたのです。
その後、 イナズマイレブンは世界大会編に突入します。
我らが不動もその独自のプレイスタイルが評価され、見事日本代表に選出されました。
しかし、彼は素行が悪すぎてチームメイトから孤立してしまいます(自業自得ですが)。
さらに、彼は選手だけでなく監督からも忘れ去られ、約3か月間1度も試合に出ないという誰も予想できなかった方法で視聴者を楽しませてくれました。
あまりにも試合に出ないので「なんでコイツを代表に選んだんだ」と監督の正気が疑われたほどです。
しかし、実は試合に出さないのは監督の作戦だったのです!
不動を出さないことで不動のデータが相手チームに研究されないようにし、ここぞというときに不動を投入するというのが監督の思惑でした。
そして、地区予選最終戦(勝てば決勝リーグに行ける)という最高の場面で、満を持して不動が出場しました。
監督はしたり顔でこう言います。
「敵は不動を知らない!」
実際、敵チームはデータにない不動のプレイに見事に翻弄されていました。
まさしく敵は不動を知らなかったわけです。
ただ、ひとつだけ残念だったのは、不動が練習で孤立していたせいで味方も不動のプレイに対応できなかったということです。
不動が入ったせいでパス回しはグチャグチャになり、選手が「どうして不動を使うんです!?」と抗議する事態にまで発展してしまいました。
このエピソードは視聴者の中で「味方も不動を知らない!」事件として今なお語り継がれています。
このように、予想もつかないことをしでかしつつも本人はいたって真面目なところが不動の魅力です。
現在放送されている最新シリーズにも不動は出演しているのですが、その奇行はスッカリ鳴りを潜めてしまい、シュートをよく外す人という最悪な個性しか与えられていないのは残念なところですが、彼ならきっと再び「孤高の反逆児」として大活躍してくれることでしょう。
私は不動を応援し続けるので、みなさんもお友達にこのブログを教えてあげて、私の広告収入と不動の人気維持に貢献してくださいね。