ウンコ味のカレーを食べてみよう
こんにちは。
突撃・B・類人猿です。
生意気にもバケツで匿名性を守ろうとした結果、出来損ないのウォーズマンみたいな風貌になってしまい申し訳ありません。
突然ですが、みなさん幻獣ってご存知ですか?
幻獣とは、鳳凰や麒麟に代表される「伝承では語られるが、実在が確認できていない存在」です。
要するに、話ではよく聞くけど実物は見たことないものということですね。
食パンを咥えて登校する美少女なども下級幻獣にあたります。
この「幻獣」という概念、幻獣素人のみなさんにはあまり馴染みがないかもしれません。
しかし、どれだけズッブズブの素人でも思いつく幻獣が一体だけいるはずです。
そう。
これです。
ウンコ味のカレー。
断言してもいいですが、この存在について議論をしたことがない人はこの世に存在しないでしょう。
対になる存在であるカレー味のウンコと比較して、「食べるならどちらがマシか?」を考える「究極の二択」という伝承に登場する幻獣です。
しかし、その伝承のメジャーさにも関わらず、ウンコ味のカレーを実際に食べたことがあるという人には今までの人生で出会ったことがありません。
来年のハンター試験で老婆から出される二択問題が「ウンコ味のカレー or カレー味のウンコ」になっていないという保証はないので、この問題については早急に対策をする必要があります。
ここまで来たら話の流れはお分かりですね。
ウンコ味のカレーを作ってその味を確かめよう!
今日はそんなかんじのグルメ企画になります。
①ウンコの味を測定しよう
まず、ウンコ味のカレーを作るためにはウンコの味を知る必要があります。
最も単純な方法はウンコを食うというものですが、これをすると文明人からバーバリアンにジョブチェンジしてしまう気がするので、今回はもうちょっとクレバーな方法を採用したいと思います。
聞いたことがある人は少ないかもしれませんが、トリプルSトライアングルという考え方があります。
味はSaltiness(塩味)・Sourness(酸味)・Sweetness(甘味)の3つに分解できるという理論です。
今回はこの理論に則り、ウンコの塩味・酸味・甘味をそれぞれ測定して、その測定値に近づくようにカレーを調味するという方法でウンコ味のカレーを実現したいと思います。
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ちなみにですが、トリプルSトライアングルは私が今この場で考えただけのでっちあげ理論なので、お友達に話すと恥をかくので注意してください。
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そういうわけで、まずはウンコの味を測定するところから始めます。
じゃあちょっくらトイレでウンコを調達してきますね…
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お待たせしました。
実は写真撮影のためにこの日はずっとウンコを我慢しており、腹が自爆寸前のセルみたいな状態になっていたので、すがすがしい解放感があります。
では、ウンコの味を測っていきましょう。
用意したのがコチラ。
左からそれぞれ塩分計(塩味)・糖度計(甘味)・phメータ(酸味)になります。
コイツらでウンコの味を測ります。
味覚専門の研究所にサンプルを送付すれば詳細な味の解析をしてくれるらしいのでソレを利用するという手もありましたが、研究所にウンコを送りつけると最悪訴訟に発展する気がしたので今回はやめておきました。
ではまず塩味を測りましょう。
塩分計は突き刺すだけでいいので測定が楽です。
結果が出ました。
塩分濃度0.3%、塩味は最低レベルですね。
なんとなくウンコって塩辛いイメージがあったのですが、それを覆す結果です。
高校のときの化学の先生が「科学の大敵は先入観だ」と言ってたのを思い出しました。
先生もまさかこのタイミングで思い出されるとは思ってなかったでしょう。
なんとなく恩を仇で返してしまった気分です。
どんどん行きます。
phメータも突き刺すだけでいいので楽です。
楽に測定できるように作ってくれたメーカさんに感謝しないといけません。
今回は明らかに仕様外の使い方をしているので、またもや恩を仇で返す形になっている気がしなくもないですが…
出ました。
ph5.84、弱酸性です。
赤ちゃんの肌には弱酸性の石鹸が一番いいと言われています。
ウンコも赤ちゃんの肌にピッタリのphなので、石鹸がないときはイチかバチかウンコで代用してみるのもアリかもしれません。
次は甘味です。
糖度計は他の2つのメーターに比べて少し使い方が複雑です。
糖度計に測定対象を垂らして、付属のレンズをのぞき込むとこのように青と白のグラデーションが見えます。
その青と白の境界が測定値になるわけです。
この画像の場合は12~13%あたりですね。
地平線を探しているみたいでちょっぴりロマンチックで楽しいです。
しかし、ここで問題が発生しました。
ウンコの茶色で世界が塗りつぶされてしまい地平線が見つからないのです。
ただでさえ私がでっちあげたトリプルSトライアングルというふ菓子のように脆い根拠のもとに行っている測定なのに、トライアングルのうちの一角が早くも欠けてしまいました。
とはいえ、対策することもできなかったのでこのまま塩味と酸味の2点のみでゴリ押ししていきたいと思います。
この時点で試みが破綻している気がしなくもないので、賢者ならばここで止めるところですが、この日の私は持ち前のポジティブハートが悪いほうに作用していたので、「まぁ2つの味だけでもだいたいウンコに近くなるだろ!」という何の根拠もないタカをくくっていたのです。
ポジティブハート!
②カレーの味をウンコに寄せよう
ウンコの味(塩味と酸味だけ)が測れたので、次はカレーをその味に近づけていきます。
お酢・塩・砂糖の3つを用意しているので、これでカレーの味を変えていこうという寸法です。
砂糖はすでに役目を失ってしまいましたが気にせずいきましょう。
ポジティブハートです。
それではカレーの味を測っていきましょう。
もちろん先ほど使ったのとは違う測定器を使用しております。
いくらきれいに測定器を洗ったとしても、ウンコに使ったものをそのままカレーに使えるほど私の中の文明人の部分は甘ちゃんじゃありません。
塩味はちょっと濃いめですね。
写真からはわからないですが、phは4.7でした(メーターをアップにした写真を撮り忘れましたが、ポジティブハートで気にしないことにします)。
塩分・酸味ともにウンコより味が濃いので、水で少し味を薄めることにします。
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う~ん、もうちょっと味を薄めないといけないな…
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…
で、できたっ!
味を薄めていくと塩味も酸味もウンコと同じカレーができたぞ!
結局、酢も塩も使ってないけどウンコ味のカレーができてしまった!
※見慣れぬ緑のメーターを持っていますが、途中でphメータがぶっ壊れたので予備のものを使っています
それがコイツだ!
み、水…!
少しでもカレーらしさを出そうとして福神漬けを添えてみたけど腹立たしいほどに効果がない水分量!
ウンコ味のカレーを作るつもりが、カレー味の水が出来上がってしまった…
いや、でもちゃんと塩味と酸味は同じになってるし…
そもそも、ウンコの味がカレー味の水と違うなんていう保証はどこにもないわけだし…
…
…
ポジティブハート!
お見苦しいところをお見せして申し訳ありませんでした。
持ち前のポジティブハートで復活したのでもう心配はありません。
では一点の疑いようもなくウンコの味を完全再現したカレーを食べてみましょう。
いただきます。
ほぼ水なのでストローで飲むことにします。
意外とビーフの旨味が残っているのでコンソメスープっぽい感覚でグビグビ飲めます。
ごちそうさまでした。
ほぼ水だったので、カレーを食べた後とは思えないほど皿がきれいです。
洗い物が減るのでウンコ味の癖に環境に優しいですね。
ダークヒーロー的ギャップ萌えを感じます。
薄める方向に進んでしまったので大量に余ったカレーも食べることにします。
ウンコの味を測定した経験が心的外傷になっていて、カレーを食べるのに若干の心理的抵抗がありましたが、美味しくいただけました。
そういうわけで、ウンコ味のカレーを食して究極の選択に備えることができました。
ウンコ味のカレーはほぼコンソメスープと同じ味なので、選ぶならウンコ味のカレーに決まりですね。
また迂闊にウンコの味を測定するとカレーに対してPTSDを発症する可能性があるということもわかりました。
ウンコの味を測定する課題がハンター試験で出題されないとも限らないので、ハンター志望のみなさんは受験前にカレーを一生ぶん食っておくことをオススメします。
この記事はバッズバズにバズらせるつもりで書きましたので、みなさんもお友達にこのブログを教えてあげて、私の広告収入に貢献してくださいね。