初代筋って知ってますか?
こんにちは。
現役女子高生の突撃類人猿と申します。
突然ですが皆さん、初代筋ってご存知ですか?
初代筋とは、初代のみに許された肉のカーテンです。
皆さんの憧れのヒーローは誰でしょうか?
ウルトラマン、仮面ライダー、田中角栄、日本にはたくさんのヒーローがいます。
そんなヒーローたちが今日も愛されているのは、ひとえに初代が魅力的だったからに他なりません。
しかし、IT世代の平成っ子には初代の魅力が理解できない人も多いのではないでしょうか?
なぜならば、最近のヒーローは無敵能力(※1)を持っていたり、手も触れずに相手を発火させる能力(※2)を持っていたりと、何やら凄そうな設定がたくさんあるからです。
※1
仮面ライダーエグゼイド ハイパームテキフォーム
敵の攻撃が当たりそうになるとスゥーっと消えて無効化する
※2
仮面ライダークウガ アルティメットフォーム
周囲の物質を構成する原子・分子を操ることで、物質をプラズマ化し発火・炎上させるというよくわからないけどヤバそうな能力を持っている。
しかし、戦った相手も同じ能力を持っていたため、戦いは殴り合いに終始した。
そんな化け物ひしめく平成ヒーローたちに混ざると、初代ヒーローたちはどうしても地味な印象を受けざるを得ません。
しかし、初代ヒーローには先輩の威厳というものがあります。
平成生まれの若輩には負けられないプライドがあるのです。
実際、「昭和ライダー対平成ライダー」という映画で初代ライダーである本郷猛はこんな言葉を残しました。
「平成ライダーだと?甘ったれるな!」
なんで?
意味はよく分かりませんが、大先輩からこんなこと言われたら普通の人は萎縮して失禁は避けられません。
ですが、最近のキッズにとっては初代ライダーなんてパンチとキックしかできない古いヒーロー。
昔の栄光だけをかさにきて威張っているだけの厄介なジジイと捉えられかねない危険発言です。
仮面ライダーを例に取りましたが、ウルトラマンでも同様の現象は起こっています。
ですから、初代ヒーローたちは俺は強いんだぞというのを一目でわかるくらいの説得力で示さないといけないのです。
そして、一目でわかる強さの象徴とは、もちろんマッスルです。
初代ヒーローたちはバルクアップすることでキッズに舐められない威圧感を手に入れました。
まず、初代ウルトラマンですが、こんなかんじに鍛えなおしました。
Before
After
鍛えすぎて腕が真っすぐ下せないようになっています。
しかし、一目見て「これは間違いなく強い…」と思わせる風格がありますね。
最近の映画でも、後輩たちは怪獣をアーマーにして纏ったり、フォームチェンジしてテクニカルに戦ったりするのに対し、初代先輩は往年のプロレススタイルで戦っています。
しかし、それが逆に貫禄があって強そうに見えたので、肉体改造は見事に成功したと言えるでしょう。
ちなみに、ウルトラマンとウルトラマンジャックが見分けがつかないという悩みは男子なら誰もが通る道ですが、最近はウルトラマンがムキムキ過ぎるので簡単に見分けがつくようになってます。
お次は仮面ライダー1号です。
Before
After
鍛えすぎて何から何まで変わってしまいました。
胸板が分厚過ぎて腰が回っていません。
バッタの改造人間ではなく、ゴリラの改造人間になってしまったようです。
昔は技の1号ライダー、力の2号ライダーという異名がありましたが、この姿になってからは力技の1号とか言われています。
しかし、歴戦の勇士がゴリラパワーを獲得した戦力は凄まじく、平成ライダーと一緒に戦っても頭一つ抜けて強い描写がされ、肉体改造の効果は確かに発揮されていました。
このように、初代ヒーローのカリスマ性は平成の世においては筋肉として顕現しています。
派手な能力を持つ平成ヒーローはカッコいいですが、テクニックとパワーで戦う昭和ヒーローもまた別のカッコよさを持っているのです。
初代筋は、そのテクニック&パワーのカッコよさをキッズにわかりやすく伝えてくれました。
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