「お前…VOICEROIDだったのか…?」って知ってますか?
※OPテーマ
こんにちは。
現役女子高生未亡人の突撃2類人猿と申します。
突然ですが皆さん、「お前…VOICEROIDだったのか…?」ってご存知ですか?
「お前…VOICEROIDだったのか…?」とは、京町セイカです。
京都にある精華町という町は、京町セイカというオリジナルの美少女キャラクターを広報キャラクターにしています。
精華町はこのキャラクターをかなり推しているようで、駅にでっかくポスターが貼ってあったり、バスに彼女のプリントがしてあったりします。
初めて精華町を訪れたときは、「この町はサイバーな緑女がずいぶんたくさんいるなぁ。」と思ったものです。
特に、駅前などの公権力の支配下に置かれたゾーンには京町セイカさんが最盛期のAKBグループなみにウジャウジャいます。
私は萌えキャラ文化に理解があるほうですし、彼女は目に優しい緑色をしているので、駅前が彼女に埋め尽くされてオタクしか住んでない終わってる町みたいになっていても特に気にならないのですが、オタク文化に理解がない層からの評判はあまり良くないらしく、一部の精華町民は彼女を自治体の狂気の象徴として認識しており、快く思っていないそうです。
実際、精華町のスーパーマーケットにある京町セイカさんコーナーは、結界でも張られてるのかというくらい人がいませんでした。
等身大ポップ+チラシを貼ったホワイトボードという、コーナーを名乗れるか名乗れないかのギリギリの簡素さが哀愁を誘います。
このように、私の中で京町セイカさんは「町にあまり馴染んでいないPRキャラクター」という捻じれたアイデンティティを背負わされた可愛そうなの緑女という認識しかありませんでした。
しかし、最近ある経験をして、京町セイカさんは実は危険な存在なのではないか?という疑念が頭から離れなくなっています。
少し前、会社のイベントで読み上げソフトを使う機会があったので、VOICEROID(美少女がテキストを読み上げてくれるボーカロイドの親戚みたいなやつ)について調べていました。
そしたら、見覚えのある緑女がラインナップの中にいたんですよね。
まさか知らぬ間にVOICEROIDになっていたとは…
このとき大層ビックリしまして、「お前…VOICEROIDだったのか…」という、おそらく今後の人生で一生口にしないであろうセリフが口をついて出てしまいました。
明るくて聞き取りやすい声が特徴だったんですね。
VOICEROIDはインターネット界において大人気なキャラクターです。
インターネットの住人にとってのVOICEROIDは、野球少年にとっての野村克也くらいに憧れの存在。
私は町に馴染めていない京町セイカさんをなんとなく下に見ていたのですが、彼女のほうが私のような木っ端ブロガーよりもはるかに格上の存在だったという訳です。
私はとんだ道化ですよ。
私としたことが、「見下していた相手が実は強者だった」ってホーリーランドみたいな展開に一役買ってしまっていたようです。
さらに、京町セイカさんの活躍はVOICEROID化にとどまりません。
私がこのブログでたまに公開している漫画は「コミPo!」という漫画作成ツールで描いているのですが、そこにも京町セイカさんはいました。
「コミPo!・学校・ビジネス・精華町」というレイヤーがグチャグチャなカテゴリ分けに京町セイカさんへのリスペクトを感じます。
京町セイカさんがインターネットで活躍しているのは喜ばしいことなのですが、同時に私は怖くなってきています。
だって私の行く先々に京町セイカさんがいるんですから。
京町セイカさんは私のことを監視している…?
京町セイカさんはインターネットを通じて私に侵略行動を仕掛けてきているのでは…?
侵略の結果、実家に帰ったら母親が京町セイカさんにすり替わっている…?
しかも、少し調べてみたら、彼女は未来から来た時空エージェントだというではないですか。
世界をタイムパラドックスの脅威から守ってくれるのはありがたいのですが、それと精華町役場で公報のお手伝いをすることに何の関係があるのでしょう?
しかし、この理解できなさが、逆にそれが京町セイカさんが我々の理解を超えた存在であることを物語っています。
私はとんでもない相手に目をつけられてしまったようです。
ひょっとしたら明日には私はタイムパラドックスを防ぐための尊い犠牲になっているかもしれません。
明日からこのブログが更新されなくなったら京町セイカさんに殺られたということなので、ブログを読んでいる方は私の無念を晴らすために精華町を告訴しておいてください。
お友達にもこのブログを教えてあげて、私の広告収入と京町セイカさんの侵略行為への対抗に貢献してくださいね。