カメレとの和解
こんにちは。
出来損ないのウォーズマンこと突撃・B・類人猿と申します。
突然ですが皆さん、私は中学1年生から3年生まで塾に通っていました。
ブックオフで立ち読みしていたら知らない高校生の集団に「おっwww塾の真面目君じゃんwww」と取り囲まれたことがあるので、当時の私は達人レベルの塾気(じゅっき)を纏っていたのだと思います。
ひょっとしたら、私の塾通いオーラが特段高かったわけではなく、高校生の集団が趣味:人間観察だったのかもしれませんが。
塾の仲間や先生はみんな仲良くしてくれたので、私は楽しく塾に通っていました。
そんな私の愉快な塾ライフの中でも、最も記憶に残っているのがカメレ(あだ名)との闘いです。
カメレは見た目こそ発育の悪いモヤシみたいでしたが、初対面で「俺、空手やってるから」と軍事外交をチラつかせてきた危険な男でした。
ちなみに、カメレというあだ名は、ある日彼が緑色のセーターを着てきたから、というありふれ指数MAXなキッカケでつきました。
カメレはカメレと呼ばれるのが嫌だったようで、カメレと呼ばれるたびに30cm定規を振り回して殴ってきました。
今になって思い返すと、あの暴れっぷりは何らかの公的機関が動いてもおかしくないレベルの苛烈さでしたが、私はそれを面白がり、カメレと呼んでは殴られるというどっちも悪役<ヒール>のプロレスは中2の終わりまで続くことになります。
カメレの定規剣法は実戦流派だったので、当時の私は青アザが絶えず、親にイジメを疑われたのもいい思い出です。
しかし、私とカメレの友達兼ライバル兼DVカップルみたいな関係は中3で変化を迎えることになります。
中3という受験を控えた学年に上がったことで、新しい塾生がたくさん入ってきたのです。
愉快なコンテンツが終わるのはいつかご存知ですか?
それはつまらない新参者による縮小再生産が始まったときです。
私とカメレの過激派トムとジェリーなやりとりを新塾生たちが雑にマネを始めたとき、私とカメレの友好的敵対関係は終わりました。
私とカメレは授業中に騒ぐことはありませんでしたし、カメレは気兼ねなく私を定規で断罪できるような信頼関係を築けていました。
しかし、新塾生は授業中にも関わらず大騒ぎしていましたし、さすがのカメレもよく知らない相手に定規を振るうことはできなかったようで、彼らがカメレに対して一方的に嫌がらせをするような構図になってしまっていたのです。
かくして、私とカメレは新塾生という共通の敵を得て、歴史的和解を迎えることになります。
私とカメレが同盟の握手を交わしたとき、昔から私たちを見ていた古株塾生は「悟空とベジータがフュージョンしたときと同じじゃん!」と大興奮していました。
まぁ、私とカメレが手を組んだところでモヤシが1本から2本になっただけだったので、新塾生たちには結局やられっぱなしだったんですが…
宿敵と和解しても意味ないので、皆さんも敵とは一生敵対したほうがいいと思います。
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